シハヌークビル 高速道路のガソリンスタンドで車強奪犯の中国人逮捕

プノンペン~シアヌークビル間の高速道路で給油中の男性を襲い、車を盗んだ中国人2人が逮捕された

同犯行は7月2日深夜、シアヌークビル州コンポンセイラ地区のトータルガソリンスタンドで発生した。

運転手は乗客2名をプノンペンからシアヌークビルまで輸送していた。給油のため車が停車したところ、男2人が突然男性に襲い掛かり、ナイフで刺した。

その後、彼らはアルファードの車で走り去ったという。

プレア・シハヌーク州警察長官チュオン・ナリン氏は、通報を受け取った直後、軽犯罪警察に交通警察に協力するよう命令し、シハヌークビル州スタンハブ地区の検問所で車と中国人容疑者2人を停止させたと述べた。 

同長官は、容疑者2名をジン・ジェイハン氏とカン・ジヤオ氏(別称セイー・ファンサック)と特定している。

容疑者2人から押収されたもの Khmer Times

容疑者らは中国、タイ、台湾のパスポートなどさまざまなパスポートを所持していたいう。

軽犯罪警察署は現在、容疑者らに専門的な取り調べを行っており、被害者は病院で治療を受けている。

掲載写真を見るに中国系であることは明らかで、また車強奪のためにいきなりナイフで刺す犯行や多国籍のパスポート所持(偽造)、おそらく中国マフィア構成員のチンピラの類の犯行であろう。また組織の上部からの指示で車強奪した可能性もある。

先週、中東のアルジャジーラTV制作の「カンボジアの“奴隷”たち 中国特殊詐欺グループの巣窟」という番組がNHKで放映されたが、シハヌークビル、コ・コン、ポイペトなどの中国マフィアによる強制労働による詐欺事件でカンボジアの有力政治家と結託している構図であるという内容であったが、シハヌークビルやコ・コン、ポイペトの警察、州政府の腐敗に喰い込み、中国から国際手配されている人物がカンボジア国籍を取得し、堂々と実業家(実はマフィアのボス)になっている実態が、明々白々の証拠で示されていた。そして中国資本の「経済特区」内で監禁・強制労働・暴行も実態も明らかにされている。

*画像:NHK 6月27日放映 BS世界のドキュメンタリー 「カンボジアの“奴隷”たち 中国特殊詐欺グループの巣窟

掲載写真:

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