シェムリアップ 外国人観光客が徐々に回復中、だが観光業界の苦境は続く

カンボジアの重要な観光産業へのコロナ禍の壊滅的な打撃の後、パンデミックの悪影響の後、カンボジア最大の収益が望まれるアンコール遺跡群観光の拠点であるシェムリアップに徐々に国際観光客が訪れるようになった。

シェムリアップ州観光局のディレクター:Ngov Sengkak 氏は次のように述べています。

観光局の局長は、「1 日あたり約 600 ~ 700 人が陸路でシェムリアップに旅行していると述べました。2022 年の最初の 10 か月間 (1 月から 10 月) に、シェムリアップ州は合計 1,792,549 人の観光客を受け入れ、2021 年の同時期と比較して 886.335% 増加しました。国際観光客は 169,349 人で、2224.30% 増加しました」。また観光省によると、2022 年の最初の 10 か月間で、「カンボジアは 157 万人を超える国際観光客を受け入れた。これは、2021 年の同時期と比較して 991% の増加です。」という。

シェムリアップ韓国局も観光省も楽観的な数字を挙げているが、壊滅的な打撃を受けた観光業界はの受け取り方は違う。実態のホテル稼働率は半分程度である。それでも外国人観光客が増えなければ、多くが空き室過剰で悩んでいる。

シェムリアップの観光局も観光省も大風呂敷を拡げているが、これら喧伝する数値は前年比に過ぎない。カンボジアでロックダウンが相次いだのは、前年の2021年である。戦後直後の経済成長は、どの国であってもGDP10~20%増は当たり前の事、コロナ禍前の観光客数と比べなければ、意味がない。また、国際観光客数とは、観光ビザ発行数であって、これには観光の名で短期滞在者も含まれている。

アンコール観光のスポットでも国外観光客の数は少ない。(Khmer Times)

当てにしていた観光客は中国のゼロコロナ政策での出国制限で、他の国に期待しているがもはやアンコールワット観光はアジアの国々ではブームでない。アンコール遺跡群観光の質が問われている時代で、復活には多くの課題が残されているのが現実である。周辺国の観光客復活の最後にカンボジアが来る。ラオス、ミャンマーは論外であるというのが、日本を含めた観光客を送り出す業界の常識となっている。

掲載写真:Khmer Times

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