シェムリアップ・アンコール国際空港、2023年10月16日に運用開始へ

国務次官兼国務省・民間航空報道官のシン・チャンセリー・ヴタ氏は、「シェムリアップ・アンコール国際空港は計画通り、2023年10月16日に運用を開始する」と述べた。

同氏は、この大規模な空港が開港すれば、カンボジアの経済成長、特に観光業の成長が促進されることが期待されると付け加えている。

新シェムリアップ空港の内部 Khmer Times

同報道官は、7月17日にシェムリアップ・アンコール国際空港を訪れたカンボジア観光協会(CATA)の訪問の際にこの声明を発表した。

シン・チャン・セレイ・ヴタ氏は、民間航空部門、航空輸送に関して、2023年上半期にカンボジアは2,480,032人以上の航空乗客を受け入れ、2022年の同時期と比較して270%増加し、双方向で24,725人を受け入れたと述べた。フライト数は、2022 年の同時期と比較して 148% 増加したと述べている。同国務次官によると、2023年7月初めの時点で、3つの国際空港を発着する国内線・国際線の旅客・貨物便の平均便数は週850便で、国内外の航空会社26社が、中国、韓国、香港特別行政区、台湾、カタールのASEAN9カ国との便を再開している。

シン・チャンセリー・ヴタ氏は、「一般的に、カンボジアの航空輸送活動は、新型コロナウイルス感染症危機前の2019年と比較して50%回復したと言えます。」と断言しました。

カンボジア観光協会(CATA)会長:チャイ・シブリン夫人は、観光の主要拠点であるシェムリアップが、大規模な範囲と収容力を備えた新空港への投資を受けたことを非常に誇りに思うと喜びを表明した。

国務次官兼国務省・民間航空報道官のシン・チャンセリー・ヴタ氏が新シェムリアップ空港の運行開始日に触れ、観光産業の復活への期待を述べているが、観光省発表の希望的観測の水増し数値と比べ、比較的具体的で率直な数値を発表している。同氏が「カンボジアの航空輸送活動は、新型コロナウイルス感染症危機前の2019年と比較して50%回復した」というようにカンボジアの観光・ビジネスのコロナ禍からの復活は、現状では道半ばであることを物語っている。

掲載写真:シェムリアップ新空港の完成模式図

 

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