シアヌークビルで日本から高速?列車の試験走行を実施

カンボジア王立鉄道は、最近日本から輸送されたキハ183系電車の試運転を実施した。

テストは2024年6月8日(土)の朝に行われました。

*カンボジア国内では高速鉄道という報道がみられるが、キハ183系電車は日本では通常運転の電車である。従来のカンボジア鉄道を走行しているディーゼル機関車は最高速度が30㎞/hであることから、確かに通常で80㎞/hも可能な日本の電車(気動車)は中古ではあっても当地では高速である。

カンボジア王立鉄道は、正式運行開始前に乗客輸送の安全を確保するため、線路を走行する段階に応じて車輪、ブレーキなどの動作を段階的に確認するため、南部シアヌークビル=プノンペン鉄道で試運転を開始した。

キハ183系気動車高速旅客機関車11両が北海道から輸送され、4月15日に函館港を出港したものです。これらはカンボジア王立鉄道の発注によるもので、2024年4月27日にカンボジアのシハヌークビル港に到着した。キハ183系気動車は最高時速110キロメートルで走行できます。

これらはカンボジア初の高速鉄道となるプノンペン・ポイペト北部鉄道向けである。

南線 プノンペン=シハヌーク路線で訓練を受ける運転手たち 王立鉄道

全長382キロメートルの高速鉄道プロジェクトには、運行用の先頭車両を含めて40億ドル以上の投資が必要であり、建設には4年かかるという。

東南アジアの鉄道に関しては、一時中国の鉄道が進出したが、現在は日本回帰の傾向にある。

カンボジアの王立鉄道の基礎は独立後の外国支援によるもので、ポルポト政権崩壊後に復活したが中断を繰り返し、近年復活し安定したが、南線や北線では開通直後から事故が相次いでいる。また鳴り物入りの開通したプノンペン中央駅=空港線の運行も現在、利用客がほどんいない状態が続いている。したがって4年の計画終了予定も紆余曲折が予想され、列車(気動車)運転習熟以外に定時運行を含め課題も多い

掲載写真:王立鉄道の提供

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