コロナ治療薬:モルヌピラビル治療が可能に 郵政省が取り扱い

郵便通信省のCovid-19対策の戦略的薬剤の管理、流通、供給を監督する作業グループは、1月19日からカンボジア郵便局のすべての支店でモルナトリス Molnatris というブランド名の「200mgモルヌピラビルカプセル」を配布し始めたという。首都だけでなく地方に住むカンボジア人により便利に役立つことであろう。

1月18日通知では、同省はCovid-19の影響を軽減し続け、病気による死傷者を減らすために、カンボジア郵便局は1月19日からカンボジアの郵便局(支部を含めて)でモルナトリスの配布を開始するという。また、配布開始にあたって同省はさらに、薬剤価格は40錠からなり、1セット当たり55ドルに設定されると述べた。

「販売は1月19日水曜日に開始される。私立病院、診療所、薬局、サブ薬局、およびさまざまな条件下での一般市民向けです」

「民間の病院、診療所、薬局、サブ薬局、および一般の人々は、200mgのモルヌピラビルカプセルを省から直接、または州のカンボジア郵便局で注文することができます」

とのことである。

200mgのモルヌピラビルカプセル(モルナトリス)は、より重篤な病気を発症するリスクのある成人患者の軽度から中等度のCovid-19の治療に使用されます。治療は、症状の最初の発症から5日以内に開始する必要があります。1コースの治療は40錠で構成され、1錠は5日間にわたって12時間ごとに服用するという。

下記の日本の報道記事をご参考にしてください。

コロナ飲み薬「モルヌピラビル」、オミクロン株にも有効な可能性…

2021/12/03 読売新聞

米製薬大手メルクの日本法人MSDは3日、新型コロナウイルス感染症を治療する飲み薬「モルヌピラビル」について、厚生労働省に製造販売承認を申請した。新たな変異株「オミクロン株」にも有効である可能性が高いとしている。

米製薬大手メルクが開発したモルヌピラビル(MSD提供)
米製薬大手メルクが開発したモルヌピラビル(MSD提供)

MSDは手続きを迅速化する特例措置を求めている。今月中に厚労省の専門家部会で審議され、特例承認される見通しで、軽症者向けとして国内初の飲み薬となる可能性がある。

モルヌピラビルは、発症早期の軽症から中等症の患者が服用することで、ウイルスの増殖を抑えて重症化を防ぐ飲み薬だ。自宅などで1日2回、5日間服用するもので、重症化リスクの高い人を対象とする臨床試験では入院・死亡するリスクを約30%下げる効果があった。

英国では既に承認され、米国でも食品医薬品局(FDA)の諮問委員会が緊急使用を認めるよう勧告している。日本政府は160万回分の供給をMSDと約12億ドル(約1350億円)で契約している。このうち20万回分は、年内に供給される計画だ。

国内では、新型コロナの患者に対し、「抗体カクテル療法」と呼ばれる中外製薬の抗体医薬「ロナプリーブ」など、主に5種類の薬が使われている。

軽症から中等症の患者に使える薬は、ロナプリーブなど2種類あるが、いずれも医師や看護師による点滴や注射での投与が必要だ。モルヌピラビルが実用化されれば、患者自身が自宅で服用でき、医療機関の負担軽減につながる可能性がある。

初の新型コロナ飲み薬 全国の医療機関や薬局に配送始まる

先週、承認された、新型コロナウイルスの重症化を防ぐ初めての飲み薬が、27日から全国の医療機関や薬局に配送されています。

アメリカの製薬大手メルクが開発した「モルヌピラビル」は、新型コロナウイルスの重症化を防ぐ初めての飲み薬で、今月24日に国内での使用が承認されました。

厚生労働省は27日から全国の医療機関や薬局に順次、配送していて、このうち東京 西東京市の薬局には、27日正午ごろに薬3箱が届きました。
この飲み薬は、発症から5日以内の軽症から中等症の患者のうち、18歳以上で重症化リスクがある人が対象で、1回4錠を1日2回、5日間服用します。
1箱に40錠入っていて1箱で1人分にあたるということです。
自宅や療養施設で薬を受け取ることも可能で、医療機関が患者の最寄りの薬局にファックスなどで処方箋を送り、薬局の薬剤師が電話やオンラインで患者に服用方法などを指導したあと、届けることになっています。
「エコ薬局」の宮川昌和薬局長は「地域の方々が安心できる薬が一つ増えたと思います。承認されたばかりの薬なので、事前に予想されている副作用以外の症状が出ることも考えられます。飲む前よりも状態が悪化したり、吐き気や発疹などがあったりした場合は、医療機関と連携して迅速に対応したい」と話していました。
処方後は定期的に経過観察を 厚労省
「モルヌピラビル」について、厚生労働省は24日、医療機関に対して、処方後は定期的に経過観察を行うよう通知しました。
通知では製薬会社に対しても服用した患者全員について、副作用が出ていないか調査したうえで、結果を報告することも求めています。
これらに対応できる医療機関と都道府県が指定した薬局に、国から無償で薬が提供されることになっていて、厚生労働省によりますと、すでに東京都や大阪府などに配送され、27日から処方できる状態だということです。
24日、開かれた厚生労働省の専門家部会で、一部の委員から有効性や安全性に関するデータが限られていると指摘されたことや、オミクロン株への効果について、疑問視する声が出たことなどを受けての対応だとしています。
通知では処方できる患者を原則、重症化リスクがある人とし具体的には、がんや、慢性腎臓病、肥満、糖尿病、ダウン症、心不全などの重篤な心疾患、肝硬変などの重度の肝臓疾患を患っている人などとしています
カンボジア郵政省管轄の郵便局が販売する「モルヌピラビル治療」薬(モルナトリス Molnatris というブランド名の「200mgモルヌピラビルカプセル」)は、上記の2つのニュース記事(参考資料)の「モルヌピラビル」と同じで、日本国内では医師の処方箋があれば上の掲載写真(NHK)の「ラゲブリオ」が購入できます。
カンボジアで上記の薬剤処方ですが、フンセン首相の支持によってオミクロン株症例は「特別隔離」措置となっています。既にオミクロン株市中感染は18日の時点で累計80人となっています。場所別に発表されていませんが、プノンペンが8割以上と思われます。「モルヌピラビル治療」薬(モルナトリス Molnatris というブランド名の「200mgモルヌピラビルカプセル」)は既に郵便局で購入可能としているのですから、既に「特別隔離」施設でも処方が始まります。オミクロン株の市中感染は確実に増えていますから、やがて市内の私立病院での治療や自宅療養等も可能になるでしょう。
そのため、カンボジアで上記の薬の処方・購入にあたって」は、本サイトのHPの<観光・暮らし>→more→<プノンペン 日本語で受診 安心の病院紹介>で紹介した内科の病院でご相談ください。それが先ずは「安心」です。
*掲載写真:郵便局での販売薬 画像:Khmer Times
おすすめの記事