カンポット多目的港が開港、フン・マネ首相が式典主宰

フン・マネ首相は6月6日、1億4000万ドルの投資でカンポット多目的港を正式に開港を発表した。

同日の開港式典で首相は、「カンポット多目的港は当初、建設が開始された当初はカンポット国際港と呼ばれていたが、政令を発布してカンポット多目的港に改名することを決定した」と述べた。

首相は、「カンポット多目的港は水上輸送法の導入後、カンボジアで初めて国際港に指定された港である」、「この地位は政令によって与えられた。民間部門のプロジェクトであるにもかかわらず、カンポット多目的港は商業と交換業務、そして物資の流れを強化し、カンボジアの海上輸送ネットワークの発展に貢献するだろう。これはカンボジアの社会経済発展とカンポット経済の成長の両方を支えるだろう」、「カンポット多目的港はカンボジアの新たな深水港となり、プノンペン自治港とシハヌークビル自治港の運営を強化する重要な近代的な港となるだろう」と述べた。

カンポット港湾会社が所有するカンポット多目的港は、カンポット州のボコール市に位置している(カンポット市を流れるコンポンバイ川の下流部の三角州の中州に位置する。行政上はボコール市の行政区内となっている。

この多目的港は地元の民間企業が1億4000万ドルを投資したという。同港は2019年から5年かけて建設されており、2024年初頭に第1フェーズが完了した後、港の運営が許可される予定で、このほど港の第1フェーズが完了し開校式を迎えた。

カンポット多目的港は、コンテナヤード、自由貿易地域、特別経済地域、物流センター、複数の倉庫、税関、生産・流通施設で構成されている。

長く沖合で向き合うベトナム領のフーコック島との高速船開通が望まれている。

掲載写真:Khmer Time

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