関係者によるとと、カンボジア北部のタイとの国境近くの町、アンロンベン(1990年代内戦のポルポト派の拠点、シェムリアップの北部)近くで「ホテルを拠点に、オンラインで詐欺などを行っている日本人がいる」という情報が、今年5月ごろ、現地の捜査当局に寄せられ、日本人7人が拘束されたということです。
*アンロンベンの位置
現地の日本大使館を通じて情報提供を受けた日本の警察が、ホテルの部屋で押収された携帯電話やパソコンなどの証拠品を確認したところ、日本国内で現金をだまし取られた特殊詐欺の被害者に関する情報が見つかったということです。
日本の捜査関係者によりますと、警察はこのうち40代と50代の男2人について、佐賀県内の男性にうその投資話を持ちかけ、現金をだまし取っていた疑いがあるとして、現地に捜査員を派遣して近く身柄を日本に移し、逮捕する方針です。
*なお、当初アンベンロン市と報道されていましたが、同市からタイ国境に通じる国境検問所近くのダンレック山脈上のカジノ地区に特殊詐欺の拠店ホテルのようです。このカジノ地区の近くにポル・ポト(1998年4月死亡)火葬後の墓があちます。虐殺政権の指導者:ポルポトは同政権幹部の裏切りで拘束され、ショック死したと言われてますが、旧同士たちに処刑されたという説もあります。
海外を拠点にした日本人の特殊詐欺グループの摘発は相次いでいて、カンボジアでは、ことし4月にも南部のリゾート地を拠点にした特殊詐欺グループとみられる日本人19人が摘発されている。
*下の記事をご参照ください。
掲載写真:カンボジアの入国管理局(プノンペン) NHKニュース(8月14日)