6月9日(金)、カンボジアで開催された第12回東南アジア諸国連合(ASEAN)パラ競技大会は、7万人の観客がプノンペンのモロドク・テチョ国立競技場に参加する中で閉会式が行われ、同大会は幕を閉じた。フン・セン首相は、式典で同大会の閉幕を宣言した。
6月2日に開幕したカンボジアでの1週間にわたる同大会には、東南アジア11カ国から2,000人以上の選手が参加し、合計14競技が行われた。
第12回東南アジア諸国連合(ASEAN)パラ競技大会は、カンボジアで初めて開催されたASEAN諸国の全てから参加する大会で、ASEANパラ・スポーツ会長:オソス・バビライ氏は閉会式で観衆に向かって、「この1週間、私たちは勇気と根性の本当にエキサイティングなショーを目の当たりにしてきた」、「カンボジアの皆さん、カンボジアで初のASEANパラ競技大会を成功裡に開催し、主催者としての真の能力を証明しました。メディアの参加も当初の予想を上回り、1,738人のジャーナリスト、写真家、放送局が大会に登録しており、そのうち110人が国際メディアとASEANメディアからであった」と語った。
同大会はインドネシアが3年連続でメダル獲得数のトップとなり、金メダル158個、銀メダル148個、銅メダル95個を獲得し、金メダル126個、銀メダル109個、銅メダル94個し、2位となったタイを大きく引き離した。また3位のベトナムは金メダル66個、銀メダル59個、銅メダル78個で3位に終わり、マレーシアは初出場選手や若い選手の大半を送り込んだにも関わらず、金メダル50個、銀メダル38個、銅メダル34個で、総合4位となった。
なお、開催国のカンボジアは金メダル9個、銀メダル18個、銅メダル44個の合計71個のメダルを獲得し、総合8位であった。
掲載写真:Khmer Times