カンボジアの感染爆発を注視、国境警備を厳重に
ベトナムはカンボジアの新型コロナ感染の状況を注意深く見つめている。
ベトナムの国内メディアのVietnam Newsによれば、ホーチミン市—ホーチミン市人民委員会:委員長グエン・タン・フォン氏は、カンボジアでコロナ禍第3波(カンボジアでは、「2月20日市中感染事件」と名付け)が猛威を振るい感染者が急増し既に同事件関連で4000人に迫ろうしているため、カンボジアとの国境での新型コロナのパンデミック対策のより厳格な実施を求めたという。
同市の12日の会議で同委員長氏は、「近隣諸国、特にベトナム南部に隣接するカンボジアでCOVID-19の状況が悪化した」という認識を示した。

また同氏は「カンボジアの状況はホーチミン市に感染の重大なリスクをもたらしたので、市はカンボジアからの違法な侵入を注意深く監視しなければならい。」と語り、フォン氏はカンボジアからの違法な侵入の管理を引き続き強化するよう当局に伝えたという。

なお、ホーチミン市は引き続き医療宣言を行い、リスクの高い人々の定期的な監視とスクリーニングを行っており、市は2ヶ月間市中感染で新しい症例を記録はない

ベトナムの地元メディアではカンボジアコロナ禍・第3波が「 合法的に入国したが検疫規則に違反した多くの中国人に関連したカンボジアの事件」と正確に報道しており、その感染抑制を注意深く見つめている。

13日の段階でであっという間にベトナムの感染死者数をカンボジアが抜いてしまっている。さらにカンボジアのプノンペン都と隣接の州都タクマウが15日にロックダウンとなっている。それ故、ベトナム側の国境警備はいっそう厳重となり、コロナ禍をの流入を防ぐことに躍起となっている

*掲載写真:ベトナムーカンボジア国境モックバイ 画像:べトナムのメディアより。

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