カンボジアのゴム輸出増 上半期13.2万トン 平均価格28.7%上昇
天然ゴム

農林水産省は、カンボジアは今年上半期に132,174トンの天然ゴムを2億2,167万ドルで輸出し、その量と価値は前年比集荷量7.18%と金額38.12%増加しました。同省大臣が発表した統計によると、この期間のゴムの平均価格は1トンあたり1,677ドルでした。これは2020年の同時期の平均価格より28.7パーセント上昇し、ゴムの総輸出収入は、この期間で2億2200万ドルであった。ゴムの収穫量は、全国で栽培されている404,160ヘクタールのうち292,500ヘクタールだっという。

農林水産省のゴム・ヒム・アン事務局長は7月4日、Covid-19ワクチン接種キャンペーンと世界中の緩やかな経済回復が昨年末以来ゴムの世界的な需要を大幅に押し上げたと地元メディアに語っている。

また同氏は、この需要の増加はカンボジアのゴム価格を押し上げた「前向きな兆候」であり、それは完全に国際市場に依存しているとも述べている。カンボジアのゴム園(プランテーション:熱帯大農園)はフランス統治時代から始まっているが、隣国のベトナム、そしてマレーシアなどの天然ゴム輸出国から比べれば農園規模も小さく生産量もわずかのものである。近年、徐々に農園数や生産量を上げている。生産地はカンボジア北東部(コンポンチャム、モンドリキリ、ラタナキリ)各州に偏っている。

掲載写真:天然ゴムの収穫 画像:Phnom Penh Post

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