カンダル州のメコン川新橋の建設で船舶通航ガイドラインを発行

公共事業運輸省カンダール州のメコン川に架かる新しい橋の建設を正式に開始した。

2028年末までに完成予定のこのプロジェクトは、カンダル州キエンスヴァイ地区デイ・イス自治区とルベア・エム地区トマール・コル自治区を結ぶもので、地域の関係を強化し、経済成長を促進することが期待されている。

しかし、建設段階では、特にその地域の水路航行に関して一時的な課題が生じる。

公共事業省は船舶通航のガイドラインを発行

公共事業運輸省によると、工事により水路が狭くなり、メコン川のこの区間の通常の航行が妨げられる可能性がある。

そのためリスクを軽減し、川を利用するすべての人々の安全を確保するため、同省は船舶運航者、海運会社、一般市民向けに具体的なガイドラインを発表した。

・船舶は減速し、同海域の標識やブイで示された安全な距離を保つよう求められている。雨期には水流が強くなり、航行がより危険になるため、船舶運航者は特に注意する必要がある。同省は、同海域では建設関連船舶が優先され、すべての船舶運航者は建設現場を管理する職員の信号と指示に従う必要があると付け加えた。

・航行制限に加え、船舶は建設現場から500メートル以内で錨泊、係留、停泊することが禁止されている。また、リスクを最小限に抑えるため、作業員は建設区域を通過する際は指定された航路を遵守しなければならない。強風による他者の安全を脅かす恐れがあるため、高速航行や競争航行を含む無謀な航行は固く禁じられている。

同省は国民と関係者に対し、この期間中、これらのガイドラインに従い、注意と責任を果たしガイドライン遵守を呼びかけた。

この橋は、開発パートナー:中国が支援する資金調達枠組みの下で資金提供されており、建設現場は2023年6月7日に正式に開設され、現在は中国道路橋梁総公司(CRBC)が建設プロジェクトを監督している。

掲載写真:公共事業省の提供

おすすめの記事