エアアジア、2023年初頭に「エアアジア カンボジア」の開設を発表

久方の朗報が届いてます。観光省の過去3年間の希望的な観測はほぼ外れ、毎回の如く観光客の増加という数値はほとんそ当てにならず、カンボジアの観光業界は依然として苦境に喘いでいる。そうした業界の声は届かない、観光省の喧伝だけが報道される中、今回のニュースはまさに朗報です。

東南アジア地域の格安航空の雄: エアアジア(Air Aisia)は、2023 年初頭にカンボジアに支店を開設することを確認し、それをエアアジア カンボジアと名付けるとの発表がありました。これは ASEAN 地域では 5 番目になる支店です。

2022 年 12 月 8 日の観光省長官である Chea Bora との会談したCapital A (AirAsia Group から変更) の CEO である Tony Fernandes 氏は、「カンボジアに支店を設立する過程にあり、その名もエアアジア・カンボジアになる」と述べた。この国では、国際的に知られた私企業の発表のほうが、国の省庁の発表より信頼性が高いことをカンボジア人も在カンボジア外国人にもよう知られていることです。

エアアジアは、「12 月 9 日にプノンペンの地元企業と 2023 年 1 月にカンボジアでエアアジア カンボジアを設立する覚書に署名する」という。ここにカンボジアは、マレーシア、インドネシア、フィリピン、タイに続き、ASEAN でエアアジアの本社を持つ 5 番目の国となります。また、同社、日本やインドなど、ASEAN地域外にもオフィスを構えている

エアアジアの事務局長によると、先ずはカンボジアへの直行便の優先目的地は ASEAN 諸国になるという。さらに、エアアジアは、中国からカンボジアへ、インドからカンボジアへの直行便の接続にも関心を持っている。残念ながら、日本からの直行便には触れていない。まだまだ先のことですね。

コロナ禍以前の既存の航空便の復活がいつごろになるか、それと中国のゼロコロナ政策の見直しが安定し、出国規制が緩和するまでは、依然として観光業界の苦境は続きます。国内旅行の復活とは経済効果の桁が違う。

掲載画像:Khmer Times

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