インドでの臓器移植を手配病院、院長が100万ドルほどを持ち出し逃亡

保健省は、インドで臓器移植を手配したプノンペンの著名なクリニック(診療所)を閉鎖することを決定した。院長が少なくとも18人の患者の移植費用(約100万ドル)を持ち逃げしたためである。患者はインドで立ち往生しているという。

同省は、プノンペン都センソク地区オ・ベック・カム区道路271、68番地にある「メトロELV総合病院を閉鎖することを決定した。「細胞、組織および人体臓器の提供、移植の規制」に関する法律に違反した罪で閉鎖を命じた。

保健省の病院閉鎖指示書 保健省

被害にあった患者の一人は、腎不全を患っており、2023年3月にインドのメトロ病院を代表するメトロRLVポリクリニックに治療サービスを連絡したという。またインドで腎臓移植サービスを受けるために、匿名を希望したバンテアイ・ミアンチェイ州の患者は、プノンペンのメトロLV総合病院のヌゲト・サム・オウン院長に約5万米ドルを支払った。患者は送金後、治療のためにインドに送られたが、インドに到着後、彼はメトロポリクリニックが約束した腎臓移植サービスを受けられなかったという。彼は現在、インドで腎臓移植を7か月間待っている。

この患者によると、プノンペンのメトロポリクリニックのヌゲット・サム・オウン院長がインドの病院に支払いをしなかったため、腎臓移植サービスを受けられなかったという。彼がプノンペンのメトロポリクリニックの代表者に尋ねたところ、彼らはプノンペンの会社が破産し、治療費を支払うお金がないと主張している。他にも17人のカンボジア人患者が解決を待ち、外国で足止めされ、透析などの腎臓移植サービスを受けており、その費用を支払わなければならないと述べている。どうやら問題の病院の院長は100万ドルほどを持ち出し逃亡しているようだ。そのため、18人の患者は現在、カンボジア政府に同病院及び院長を直接告訴している。

掲載写真:保健省 Khmer Times

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