ノロドム・シハモニ国王は11月4日、アンコール・ワットの西参道の修復が完了し、西参道の開通式を主宰した。
この西参道は、修復作業が行われている間、長年にわたって一般の立ち入りが禁止され、アンコールワットへは仮の浮橋を参道としていました。なお、同式典にはフン・マネ首相、フン・セン元首相のほか、数人の高官や外国外交代表らが出席した。
世界遺産:アンコール遺跡群の管理・保全に当たるアプサラ機構(ANA)は、この西参道がアンオールワットへの出入り口として使用されると発表している。
この西参道は、弱体化した状態のため、先ず東半分の修復を行い、その後の2016 年に西参道の西半分の修復のため、参道通行が閉鎖された。同修復作業及び強化作業は日本の協力を得て上智大学の修復作業チームが引き続き協力、指導した。実に20年以上の歳月を修復作業への資金提供や技術移転に費やしている。
掲載写真:Phnom Penh Post