「出稼ぎ労働者の毎日の大規模な流入は、カンボジアの国境に抜け穴を引き起こしている」とKhmer Timesが報道している。それによると、疑わしい予防接種証明書を持っている何百人もの人々が帰国時の検疫をすり抜けているという。
これは、タイと国境を接するバンテアイメアンチェイとウドンミアンチェイの国境検問所でKhmer Timesの記者の取材によって明らかにされたという。
ウドンミアンチェイ州のO'Smach国境ゲートの医療従事者のチーフであるLong Khunは、19日だけで600人の移民労働者が検問所を通過し、そのほとんどの人が疑わしい予防接種カードを所持していたという。同氏は、
「ほとんどの移民労働者はワクチン証明書を持っていますが、データベース上のワクチン接種状況にアクセスできるワクチン接種証明書を持っているのはわずか20%です」
「残りの部分については、予防接種証明書のハードコピーをIDカードで確認するだけで、検疫の必要なしに手放すことができます。他に選択肢はありません。」と述べた。
また一方、バンテアイメンチェイのオベイチョアン国境ゲートの文書検証チームの関係者は、毎日最大500人の移民労働者が国境を越えており、彼のチームが彼らの入国を管理するのは難しいとも述べている。
要は入国検疫は大量の出稼ぎ労働者の帰国にあたって、係官自らが検疫は抜け穴だらけであると認めているようなものである。
掲載写真:帰国する出稼ぎ労働者が提示するワクチン接種書類。 画像:Khmer Times