TBS 国境軍事衝突 民間人の被害拡大…住宅地で銃撃戦も 戦闘の収束見えず

TBSニュースは11日、カンボジアータイの国境武力衝突でカンボジア北部で撮影された動画を公開し、両国で民間人14人死亡したと伝えている。が、現在、カンボジアとタイ双方、軍人兵士の死傷者数は公式には報じられていない。

なお、共同通信は「タイとカンボジア衝突で60万人避難と両国」との見出しを掲げ、【バンコク、プノンペン共同】タイとカンボジア両国政府によると、国境での衝突により、周辺住民の避難が11日までに約60万人に上った、伝えている。

また、タイメディアはタイ軍からの情報で「カンボジア兵を100人以上負傷させた」という情報も出ており、カンボジア・タイ双方とも戦闘以外に「心理戦」を競い合っている。

タイ首相、トランプ氏と12日夜協議

[バンコク/プノンペン 12日 ロイター] - タイのアヌティン首相は、カンボジアとの国境での衝突が5日目を迎えるなか、12日夜にトランプ米大統領と協議することを明らかにした。
午後9時20分(日本時間午後11 時20分)頃にトランプ氏と電話で話すと記者団に語った。

カンボジア高官「タイとの二国間協議の用意」、国境紛争の終結に向け

[バンコク 9日 ロイター] - カンボジアのマネット首相の上級顧問を務めるスオス・ヤラ氏は9日、激化する国境紛争の終結に向け、タイとの二国間協議を即時開始する用意があるとの考えを示した。タイ軍は8日、カンボジアとの国境沿いで空爆を開始したと発表。7月にトランプ米大統領が仲介した停戦が維持できるか不透明となっている。

ヤラ氏はビデオインタビューでロイターに対し、「仮に今から1時間後に双方が交渉のテーブルに着くことに同意し、対話を開始するとしよう」とした上で、 「これは非常に良い考えだ」と述べた。

一方、タイのシーハサック外相は9日、ロイターとのインタビューで、カンボジアが誠意を示し、緊張緩和に向けた最初の一歩を踏み出す必要があるとの認識を示唆。第三者による仲介を否定している。

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