中国の新華社が、カンボジア国家選挙委員会(NEC)は火曜日、国会の議席配分を伴うカンボジア総選挙の正式結果は8月4日に発表されると発表した、と報じ、それをそのままKhmer Timesを始めとするカンボジアの国内メディアが後追いで報じたが、選挙結果の発表は1日遅れの5日朝になった。これがカンボジア国家選挙委員会(NEC)の公式開票結果だと言う。遅れの説明等は、NECにも国内メディアにもない。
NECが8月5日朝、公式結果を発表したが、直ちに政権党であるカンボジア人民党は第7回議会選挙の公式結果を厳粛に受け入れる声明を発表した。
公式結果によれば、有権者リストに登録されている人々の 84.59% が、投票したという。選挙の翌朝に発表された暫定結果によれば、投票率は約79~85%と6%の数値があったが、NECは予想の高めの数値を裏書きするような結果を発表した。
政権党(人民党)は、声明で「カンボジア人民党は、2023年8月5日に国家選挙委員会によって発表された第7回国会選挙の公式結果を厳粛に発表する。この選挙において、カンボジア人民党は有効投票総数の82.30%を獲得した」と自賛している。
カンボジア人民党(CPP)の声明では、この(国政選挙)結果は、カンボジア国民がカンボジア人民党の正しい指導力を支持し、フン・セン氏を支持し、カンボジア人民党の後継者であるフン・マネ氏を支持していることを明確に示している」と述べている。要は選挙によってお墨付きを得たということを意味している。そして「この結果はまた、平和を確保するために投票し、国家の発展を推進し続け、生活を改善すること、そしてカンボジアの平和を政治的に損なおうとする少数の過激派に対する敵対的な行動や反対を断固として拒否するという国民の神聖な願望を示している。安定性と進歩は、特に人々の投票を阻止する運動など、選挙を損なうことによって民主主義のプロセスを損なうものである。」と改めて人民党の声明は、選挙不参加の野党勢力を批判している。
掲載写真:Khmer Times