CMAC、ウクライナ人14人に地雷除去機材の使用法を訓練

ウクライナは、シェムリアップ州のカンボジア地雷対策センター(CMAC)から地雷除去装置の操作に関する集中コースの指導を受けるため、地雷除去訓練生14名(女性1名、男性13名)を派遣した。

同研修は、ウクライナの戦後を見据えた取り組みで陰で日本が大きく支えている事業である。

8月7日から8月21日までの3週間にわたり、シェムリアップ州サウスニクム地区ポペルコミューンにあるCMACの施設でウクライナから派遣されたチームに向けて実施される。

7日、シェムリアップ市のボレイ・アンコール・ホテルで、CMACのヘン・ラタナ事務局長と国際協力機構(JICA)のサヌイ・カズマ首席代表が、日本政府がJICAを通じて支援する「南南協力プロジェクトの一環としてウクライナ国家緊急サービス局(SESU)向け人道的地雷除去活動における地雷除去機械」の立ち上げ式を主宰した。

CMACのラタナ氏によれば、「ウクライナで現在起こっているロシアの侵攻(カンボジアメディアは紛争と報じる)により、大量の地雷や爆発性兵器が使用されており、民間人に重傷や死亡をもたらす恐れがあり、避難民が自宅に戻るのも困難になるだろう」。「したがって、地雷や戦争の残存物を除去することは、罪のない人々の安全を確保し、農地を含むインフラの復興を支援するために必要な極めて重要な人道的活動である」と挨拶で述べている。

日本はウクライナ政府に地雷除去作業のための補助金を支給しており、カンボジアにおけるウクライナの地雷除去専門家の訓練に協力することを目指している。

ラタナ氏は、「訓練はウクライナにおける日本が供給した地雷除去機材の使用に重点を置き、カンボジアの地雷除去専門家がウクライナの訓練生に地雷除去機材の使用方法を教える予定だ」と挨拶の中で付け加えている。

掲載写真:CMACの提供 Khmer Timesが転載

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