CDC、タイで炭疽菌感染死亡例の発見を受け警告

タイで30年ぶりに炭疽菌による死亡者が報告されたことを受け、カンボジア疾病管理予防センター(CDC)は炭疽菌に関して国民に警告を発した。

CDCは7日の声明で、タイのムクダハンに住む53歳の男性が炭疽菌に感染し、水曜日に死亡したことを確認した。同県で2例目の感染が確認された。

「炭疽菌に汚染された生の牛肉を食べたためにこの病気に感染した」とCDCは発表した。

CDCによると、炭疽菌によって引き起こされるこの病気は、人間の場合、皮膚(皮膚)、吸入(肺)、胃腸(胃と腸)の3つの形態があります。

「生存には抗生物質による即時治療が不可欠です」と声明には記されている。「この病気は、明確な診断が下されれば、薬物療法で治療可能です。」

CDCは、カンボジアで疑わしい症例を発見した場合は115番に電話してホットラインに連絡するよう呼びかけた。

タイのムクダハン県保健所長ナロン・チャンケオ医師によると、さらに3件の疑いのある症例が調査中だという。

7日(水)に報告されたこの死亡は、1994年に3人が炭疽菌で死亡して以来、タイで初めての炭疽菌による死亡例となる。この症例は、地域全体で炭疽菌感染が顕著に増加している中で発生した。

2023年、ラオスでは炭疽菌感染症の症例が129件記録され、うち1件が死亡、ベトナムでは同年5月に13件の症例が確認された。

タイで最後にヒト感染が報告されたのは2017年で、2例の感染が確認されましたが、死亡者はいませんでした。2000年にも15人が感染した症例がありましたが、このときも死亡者は報告されていません。

WHOによれば、動物の炭疽病を予防すれば人間の健康を守ることができ、感染の連鎖を断ち切ることが家畜の炭疽病制御の基礎となる。

「家畜で症例や発生が発生した場合、制御措置は死体の適切な処分、死体の検査と処分に使用された場所と物品の汚染除去、そして必要に応じて他の動物の治療と、またはワクチン接種の開始から構成される」とWHOはガイドラインで提案している。

掲載写真:カンボジア疾病管理予防センター(CDC)の提供

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