ASEAN議長、カンボジアとタイの紛争の冷静化を促す

ASEAN議長、マレーシアのアンワル・イブラヒム首相は、カンボジアとタイに対し、緊張を緩和し、進行中の国境紛争の平和的解決を追求するよう求めた。

アンワル氏は金曜日にXに投稿したメッセージで、両隣国に対し「自制を続け、緊張を緩和する措置を取り、平和的かつ包括的な解決に向けて取り組む」よう求めた。

マレーシアは1月に東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国に就任した。

アンワル氏の発言は、カンボジアとタイの国境付近に位置する複数の寺院地域をめぐる、くすぶる領土紛争に新たな注目が集まる中で行われた。これらの地域には、タ・モアン・トム寺院、タ・モアン・タウチ寺院、タ・クラベイ寺院、そしてモンベイ地域が含まれており、カンボジアは最近、これらの紛争について国際司法裁判所(ICJ)への仲裁を決定した。

アンワル氏は、カンボジアとタイの指導者らと協議し、平和的かつ外交的な手段で問題を解決するという両国の取り組みに感謝の意を表したと述べた。

また、6日(金)曜日、フン・マネ首相はアンワル首相と電話で話し、その中で第46回ASEAN首脳会議の成功裏の開催をマレーシアの指導者に祝意を伝えたと述べた。

フン・マネ氏はまた、この紛争に関心を寄せているマレーシアに感謝の意を表した。

フン・マネ氏は声明の中で、国境紛争に関するカンボジアの立場を述べ、プノンペンは平和と協力に固く取り組んでいると強調した。

掲載写真:外務省

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