先日、TouTubeではインドの子連れの野生象の群れが森から車道を渡って次の森に移動する時、地元の若者たちが執拗に象の群れを挑発し妨害するのを最交尾を守っていた巨象が怒りを露わにし転んだ暴徒の一人を踏み殺す映像が大きな話題となった。まさにインドの民度の恥晒しの映像で観た者の多くは象に同情しただろう。
8月12日は「世界象の日」で「ゾウの保護と保護を共にする」をテーマに開催された講演で国務長官兼環境省報道官ネット・フェクトラ氏は次のように述べている。
「アジアゾウは、密猟、捕獲、人間とゾウの対立、国内繁殖がすべて必要であるため、世界的にもカンボジアにおいても、生息地全体で深刻な脅威にさらされています。私たちはゾウを保護し、保護するために協力しなければなりません。」と。
事実、カンボジアの希少野生動物の危機の最大の脅威は密猟である。「世界虎の日」に虎がいないと地元メディアは嘆いていたが、筆者は未だ人知れずカンボジアでの虎の生息を信じている。
環境省の報告によると、カンボジアには400〜600頭のアジアゾウが生息しており、そのほとんどがカルダモン山脈、トンレサップ山脈の北高原、モンドルキリ州とラタナキリ州の東部高原に生息しています。生物多様性、生態系が豊富で、ゾウやその他の野生生物の生存に適した傾斜があります。国内の象の数は70頭以上と推定されている。往年の名画、ヒチコック監督の「鳥」ように野生種の長年の虐待、殺戮に抗して野生象やその他の野生種の動物の反撃がない限り人間の傲慢さはいつまでも続くであろう。
*掲載画像:Khmer Times