環境・鳥類国際カンボジアプログラムが主催するラムサール条約の下で国際的に重要であると指定された湿地であるラムサール条約湿地の保護地域として「Boeng Prek Lpov」を含める計画が進行中である。「Boeng Prek Lpov」は首都プノンペンの北郊、ウドンとの間にある湖沼地帯の広大湿地である。
環境省の報道官:Neth Pheaktraは、地元メディアに対し、この動きは当該地域の住民の生活をサポートし、水鳥や渡り鳥の生息地となる天然資源を提供することでもある、と語った。
そして「多くの種、特に保護されるべき約194のツル類を中心に絶滅危惧種が生息している。」と付け加えている。
ラムサール湿地対象のBoeng Prek Lpovは、その管轄が2016年に農業省から環境省に移管され、保護地域にするためのイニシアチブを支援するために多くの調査研究が行われていた。
Bird Life InternationalカンボジアのマネージャーであるBou Vorsakは14日、Boeng Prek Lpovはカンボジアで最も重要な生物多様性資源の1つであり、スイスのラムサール条約湿地の9つの要件のうち5つ、つまり地理的位置、多くの絶滅危惧種の鳥の存在を満たしており、さらに20,000羽以上の鳥、大きな産卵場がある、と述べている。
*ラムサール条約(英: Ramsar Convention)は、湿地の保存に関する国際条約。水鳥を食物連鎖の頂点とする湿地の生態系を守る目的で、1971年2月2日に制定され、1975年12月21日に発効した。1980年以降、定期的に締約国会議が開催されている。ーWikipedia の記述よりー