現在、感染者の確認数の7割以上がプノンペン、カンダル、シハヌークビル以外の地方各州
カンボジアでの感染状況は先週の後半あたりから新規感染者数が頭打ちとなっていると思える。が、高止まり傾向であることには、変わりはない。だが、4月半ば頃とは全国的な感染状況と現在の状況は違う。
・かつて感染の中心はプノンペン都、カンダル州、プレアシハヌーク州であった。4月には危機的であったがゆえにロックダウンが実施された。いずれの州も申し合わせたように保健省から都、州別感染者数の発表は5月5日以来ないが、4月には連日500~600人台だったものが100~200前後で徐々に低下しているように見える。6-7月には上記のプノンペン都他2州以外の地方各州が7割以上を占めているようです。(地元メディアの報道)
・4月の段階で日本人の感染者は計5人であるが、現在は10人前後と思われるが正確な統計数ではない。
同4月統計では中国人810人、インドネシア人181人、ベトナム人115人がワースト3で、フランス人47人(第4位)、米国人16人(第6位)となっており、在カンボジアの数や職業との関連でも7月までに勢いが衰えたとはいえ、上記の国籍者が日本人以上に感染者は増えていると見ている。
(下に掲載した地図、グラフを参考にしてください。)
7月6日(7月5日の確定数)午後1時現在
<2月20日市中感染事件>関連での新規感染者838人
◇ 入国検疫155人
総計993人
<同事件>関連での累計52,627人 カンボジアでの累計総数56,122人(輸入症例:3495人 2月20日市中感染以外の国内感染者累計65人)死者779人(前日比+31人 )
地元報道より
・過去2週間の感染者死亡数が全死亡者の25%になる。
・7月5日死亡者31人(同日、日本の感染者死亡19人。日本の人口:カンボジアの約8倍)、カンボジア人の感染者死亡率が高い。
WikipediaのCOVID-19 pandemic in Cambodia(訳:カンボジアでのCOVID-19パンデミック)から
上記の地図、グラフはWikipedia からです。保健省からの公式発表がないなかで、きちんとカンボジアのパンデミックを追跡している研究者が作成中と思われ、ほぼ正確にちかいと思えます。
掲載画像:モンドリキリ州のPCR検査 イメージ 地元メディアより