国連人権特使が人道状況の評価に係争中の国境地帯を視察

国連カンボジア人権特別報告者のトーマス・アンドリュース氏は7月27日、バンテイミエンチェイ州の係争国境地帯を視察し、タイ軍が輸送コンテナと有刺鉄線のバリケードを設置していることを確認した。

アンドリュース氏は、バンテイメンチェイ州知事のオウム・リアトレイ氏と地元当局者らとともに、カンボジアとタイの国境沿いの治安および人道上の懸念事項について状況を視察し、情報を収集するため、トマールプオク地区のブーン・トラクオン地域を訪問した。

オウム・リアトレイ知事はアンドリュース氏の訪問を歓迎し、今回の訪問は国連専門家が国境沿いの状況や、紛争後に故郷に戻ることができない避難民の状況を視察する機会となったと述べた。

バンテイメンチェイ州は、タイと国境を接するカンボジアの7つの州の一つであり、昨年は2度にわたる武力衝突の影響を受けた。

知事によると、昨年7月と12月に発生した紛争により、6万人以上の子どもを含む21万人以上が国境地帯から避難所へ避難を余儀なくされた。

彼は、衝突によって民間人に死傷者が出て、家屋、仏塔、村落に被害が出たほか、学校にも影響が出て、子供たちの教育が阻害されたと付け加えた。

訪問中、アンドリュース氏はブーン・トラクオン地区を視察した。

カンボジア当局によると、同地区にはタイ軍関係者が輸送コンテナと有刺鉄線のバリケードを設置していたという。

当局者らは、国境紛争がカンボジア領土および近隣地域に及ぼす影響を示す証拠とされるものをアンドリュース氏に見せた。

掲載写真:国防軍 Khmer Times掲載

おすすめの記事