タイはカンボジアの領土を「封鎖」し続けている

2025年12月27日の停戦後、タイ軍はタイが主張する国境線に沿ってカンボジア領バンテアイ・メアンチェイ州オ・チョロフ郡オ・ベイ・チョアンコミューンのプレイ・チャン村沿いに有刺鉄線を設置し、コンテナを設置し、国旗を掲揚する映像と画像をカンボジア国内メディアが掲載した。

この映像は4日、撮影されたものである。

カンボジア政府:タイの現在の行動は「国際的に違法な行為であり、容認できない国際国境線違反である」と非難

首相特使で王国政府報道官団長のペン・ボナ氏は5日、「カンボジアはタイ軍による障壁の建設、有刺鉄線の敷設、罪のないカンボジア民間人からの財産の窃盗行為は国際的に違法な行為であり、国際国境線の侵害であり容認できないとみなしている」と述べた。

1月5日午前の記者会見で、ペン氏は次のように述べた。

第一に、カンボジア王国政府は、タイ軍が国境沿いの特定地域におけるカンボジア領土に継続的に駐留し、実際に占領していることに対し、国際法上違法かつ根拠のない行為として、引き続き強く抗議します。

武力による脅迫と行使による占領および占領の継続は、国際法の根本的かつ反駁の余地のない原則に完全に反駁するものである。

第二に、このような行為から生じる領土管理、行政活動、権力の行使には法的価値はなく、いかなる法的権利も生み出すことはできません。

タイ軍によるこのような行動は、2025年12月27日の一般国境委員会特別会合共同宣言の精神、そしてこれまでの合意の精神に基づき、紛争を平和的に解決するというタイのコミットメントと真っ向から矛盾するものである。また、コンテナの設置、有刺鉄線の設置、旗の掲揚は、両国間の国際境界線に対する容認できない侵害である。

3つ目:タイ軍はカンボジア領土内の民間人の家屋やインフラを継続的に破壊している。

この破壊行為は、2025年12月7日から27日までの全面戦争中に民間人を標的として実行され、停戦発効後も機械的および人的力によって継続された。

停戦後もカンボジア政府はタイ政府およびタイ軍を非難しているが、12月27日に中国を仲介するカンボジア・タイの停戦協議が合意に達し、国境付近の武力衝突は停戦後1週間が経過したが平穏である。タイが従来主張する国境線を実効支配している訳で、今後の停戦の安定し、昨年も進められた国境確定交渉が始まる訳である。

また国境でのコンテナ設置や検問所の封鎖に対しても、昨年12月の武力衝突時でのタイ国境封鎖についても、カンボジアの最高権力者:フンセン上院議長自身が「タイ国境が封鎖されても、カンボジアが困ることはなく、こちら側から貿易を再開を申し出る必要もない」という趣旨の発言をしている。

従ってカンボジア国内報道はタイ批判が目立つが、国境の封鎖自体は以上のような経緯があり、カンボジアとタイが主張する国境はそれぞれ大きくとも数百m以内にあり、タイ側からすれば、タイが認めていないうちにカンボジア側が領土内である実効支配の一貫であると居住地を拡大しているいう非難になる。

当然、27日の中国仲介の三国会談でも国境でことは暗黙の了解となって停戦が実施されているはずであろう。

掲載写真:首相特使で王国政府報道官による非難のタイ国境 Khmer Times掲載

 

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