タイ、カンボジアとの和平交渉に3つの条件を設定

両国間の国境沿いで緊張が続いており、停戦交渉も現在行われていないことから、タイは、意味のある和平交渉を始める前にカンボジアが満たさなければならない3つの重要な条件を提示し概説した

タイ外務省報道官:ニコルンデイ・バランクラ氏は、「17日(水)に向けた停戦に向けた協議には両国の行動次第だと述べ、真のコミットメントと相互理解がある場合にのみバンコクは協議に応じる」と強調した。

同報道官によると、カンボジアはまず停戦を公式に宣言し、続いて誠実かつ検証可能な平和へのコミットメントを示す必要がある。そして、国境沿いの被災地域における共同地雷除去活動への協力が三つ目の条件だと彼は述べた。

「カンボジアの公約と行動は必ずしも一致していないことを経験から学んだ」とニコルンデイ報道官は記者団に語り、両隣国間のこれまでの合意に対するタイの懐疑的な見方を反映した。

さらに、カンボジアに対し、民間人に対するあらゆる攻撃を直ちに停止し、国際人道法および国際法を全面的に遵守し、進行中の敵対行為中に罪のない民間人に与えた危害に対して責任を負うよう求めた。

同報道官は、タイは対話に引き続き前向きであると改めて強調したが、誠意を示す具体的な措置がなければ交渉は進展しないと主張した。「和平交渉には信頼が必要であり、信頼は言葉ではなく行動に基づいて築かれなければならない」と同氏は述べた。

両国は戦闘の責任とその人道的影響について非難を交わしており、今回の発言は、緊張緩和の見通しが依然として不透明である中で行われた。地域および国際社会は自制を促しているものの、停戦や正式な和平交渉の合意は今のところ確認されていない。

掲載写真:Khmer Times掲載

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