
タイのナタポン・ナクパニッチ国防相は、政府は軍に停戦命令を出していないことを確認し、タイが敵対行為と呼ぶ行為をカンボジアが明確に停止した場合にのみ戦闘停止を検討すると強調した。
停戦の可能性に関する報道で国民が混乱する中、12月13日に「ナタポン将軍は演説し、タイ軍に撤退命令は出されていない」と述べた。同将軍は、「カンボジアが敵対行為を完全に停止したという明確な証拠が得られるまで、タイ政府の立場は変わらず、軍事作戦は継続される」と強調した。
「停戦命令は出ていない」と国防大臣は述べ、緊張緩和に向けたいかなる動きもカンボジア側による敵対行為の完全な終結にかかっていると付け加えた。
この説明は、最近の衝突を受けてタイ・カンボジア国境沿いの緊張が高まっている中で行われた。タイ当局は、軍事行動は国家主権の防衛を目的としていると繰り返し表明している。
7月の些細な武力衝突は、当初平和裏に解決するかに見えたが、タイでの政変を招き、抜き差しならぬ戦闘に拡大している。
掲載写真:タイの国防省 タイ空軍によるポーサット州の橋梁を爆撃

