タイ国境付近の緊張の高まりを受け、国境付近「渡航中止勧告」
大使館-注意喚起

在カンボジア日本大使館からの在留日本人向けの注意喚起

8日付で在カンボジア日本大使館からの在留日本人向けの注意喚起で次の内容のメールが配信されています。国境付近への「渡航中止」勧告が出ています。下記のメール内容をご熟読ください。

  • 127日から8日にかけて、プレアビヒア州及びウドーミエンチェイ州のタイとの国境地帯で軍事衝突が発生し、報道等によれば死傷者も出ており、また、バンテアイミエンチェイ州の係争地でも発砲があったとされており、両国国境地帯での緊張が再び急速に高まっています。
  • つきましては、カンボジア-タイ国境付近では今後も不測の事態が発生する可能性が否定できないことから、複数の情報源から最新の安全情報の入手に努め、上記地域には、引き続き不用意に近寄らないよう十分御注意ください。

1 カンボジア・タイ両国においては、これまでそれぞれが主張する国境線の違いを巡って両国軍の間で発砲を伴う衝突が発生しています。本年528日にプレアビヒア州モムバイ地域で両軍間の衝突が発生し、カンボジア人兵士1名が死亡しました。724日にはウドーミエンチェイ州及びプレアビヒア州の国境沿いを中心に大規模な戦闘に至り、両国において民間人を含め数十名が死亡し、数十万人規模の国内避難民が発生する事態となりました。

 2 その後、728日に両国は即時・無条件の停戦に合意し、1026日には停戦合意の着実な履行に向けた共同宣言に署名しました。しかしながら、タイ政府は、119日に自国兵士が地雷で負傷したとしてカンボジアとの共同宣言の履行停止を宣言しました。タイ側は、127日から8日にかけてプレアビヒア州及びウドーミエンチェイ州の国境地帯でカンボジア側からの攻撃を受けたとして8日に空爆等を開始し、さらに、バンテアイミエンチェイ州の係争地でもタイ側から発砲があったとされています。報道等によればカンボジア・タイの双方で死傷者が出ており、住民の避難が進められています。カンボジア側は、一切の応戦を否定していますが、両国国境地帯での緊張は再び急速に高まっており、今後の展開が予断できない状況です

3 現在、タイとの国境付近(ウドーミエンチェイ州全域、プレアビヒア州チョアム・クサーン郡と、バンテアイミエンチェイ州、バッタンバン州、パイリン州、ポーサット州及びコッコン州のタイ国境から30km以内)については、「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を発出しております。

 4 つきましては、軍事衝突の状況次第では、国境からある程度離れた地域においても、更なる状況の変化や不測の事態の発生も排除されませんので、危険な状況に巻き込まれないよう御自身の行動予定を慎重に検討し、複数の情報源から最新の情報を入手いただき、十分な安全対策を講じてください。

  • お問い合わせ先

 在カンボジア日本国大使館  領事班

TEL:  +855-(0)23-217-161

URL:   https://www.kh.emb-japan.go.jp

e-mail: consular.jpn@pp.mofa.go.jp

 在シェムリアップ日本国領事事務所

TEL:  +855-(0)63-963-801

URL:   https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000091.html

e-mail: consuljp.rep@re.mofa.go.jp

以上です。

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