コンポンチャム放火事件で夫が家族9人を殺害

21歳の男が、23日(日曜)早朝、コンポンチャム州で放火事件で自身の親族9人を殺害した疑いで逮捕された。

当局は容疑者をソベン・ミネアと特定した。容疑者ミネアは同州ストゥントラン地区トゥール・サムブール自治区ポン村にある義理の両親の家に放火し、近くに住む別の親族を殺害した容疑で逮捕された。

コンポンチャム州政府によると、襲撃は11月23日午前5時30分頃、ミネア容疑者が農地の奥深くにある一家の自宅に放火したとみられる。犠牲者8人(女性7人、男性1人)が家の中に閉じ込められ、炎の中で死亡した。9人目の犠牲者である男性の親族は、燃えている家から約100メートル離れた場所で遺体で発見された。

犠牲者9人は全員、ミネアの妻の血縁者だった

警察は迅速な捜索を開始し、午前9時30分、ストゥントラン県アレックス・トノットコミューン、キロ10村オハでミネア容疑者を逮捕した。警察によると、容疑者は精神的に不安定な様子だったが、最初の尿検査では麻薬の痕跡は見られなかった。現在、血液検査と精神鑑定が行われている。

捜査官によると、ミネアは自白し、妻との家庭内口論が続いた後に犯行に及んだと自白している。供述によると、彼は義母、妻、義理の兄弟、そして幼い甥姪数人を殺害することを決意したという。

当局は、この殺人事件を、ほぼ一家全員を死に至らしめた極度の家庭内暴力行為と表現した。

州当局は哀悼の意を表すとともに、この行為を「残忍で許し難い」と非難し、法執行機関に対し、事件を厳正に追及するよう求めた。

掲載写真:コンポンチャム州警察

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