
フン・マネ首相は、タイとの今後の和平協定によりカンボジアが領土を失う可能性があるというソーシャルメディア上で広まっている懸念について言及した。
今回の国境紛争では、両国の主張に食い違いがあり、そのため両国ともにSNS上で様々な噂を過激な主張への懸念が生じている。
そのため、首相は公式フェイスブックページに投稿し、停戦と和平合意計画の両方に関する政府の立場を明らかにした。
「2025年7月28日の停戦合意は、さらなる敵対行為を防ぐための条件と規則のみに焦点を当てている」とフン・マネ氏は記し、近い将来締結される予定の和平合意は「両国間の紛争解決と関係修復を目指す建設的な環境を作り出す条件を確立するだろう」と付け加えた。
首相は、どちらの合意も領土問題や国境問題には触れていないことを強調し、カンボジアの主権が継続していることを強調した。
「これは、カンボジアが自国の管轄権下にある土地に対する法的権利を放棄することに同意したことを意味するものではない」と首相は述べた。
フン・マネ首相はまた、境界線と国境問題はカンボジア・タイ合同国境委員会(JBC)の管轄下にあり、既存の条約や協定に沿った外交手続きを通じて厳密に解決されるべきであることを国民に喚起した。
カンボジア側でも様々の噂を含めた懸念の過熱化に過敏とも思える首相自らの国民への和平合意の説得である。
掲載写真:首相府

