
先日の中国マフィアによる詐欺拠点の韓国学生拷問死で大きな話題になっている韓国では、当然、カンボジアの治安能力への不満も高まっている。
それに応えた訳ではないだろうが、カンボジア入国管理局は約80人の韓国人を拘束しており、彼らは帰国を拒否しているとカンボジア報道官が火曜日に述べた。どうやら入管としては、勝手に韓国人が自発的に来て、詐欺犯罪に加担したのだという主張のような報道官の発表であっる。
カンボジア内務省報道官のタッチ・ソカク氏は何故か、中国国営・新華社に対し、韓国当局が帰国を申し入れたにもかかわらず、韓国国民80人は韓国への帰国を拒否したと語った。これが先に韓国に伝えた後でないと、外交上非礼であろう。
同報道官は、「これは私が受け取った最初の情報です」、「韓国メディアが報じた行方不明者80人が、移民総局に拘束されている80人と同一人物かどうかは分かりません。」とある意味で逃げている発言の印象がある。
同報道官の発言は、韓国メディアが外務省の発表を引用し、8月時点でカンボジアに約80人の韓国人が行方不明となっていると報じたことを受けてのものだったという。
カンボジアー韓国間外交の火種に油を注ぐことにならないか、という懸念がある。
掲載写真:内務省報道官 中国国営・新華社通信掲載

