国防省、タイによる地雷設置に関する繰り返しの非難を否定

カンボジア国防省は、カンボジアが国境沿いに新たな地雷を使用し、配置したというタイによる度重なる根拠のない非難を断固として否定した。

この拒否は18日、国防省報道官:マリー・ソチェアタ中将によりプレスリリースで発表された。

「カンボジア国防省は、いかなる地雷も使用しておらず、新たな地雷も設置しておらず、カンボジアも締約国である対人地雷禁止条約(オタワ条約)を全面的に遵守していることを改めて表明します。こうした虚偽の告発は、緊張を高めるだけでなく、相互の信頼と信用を深刻に損なうものです」と報道官は強調している。

報道官はタイ側に対し、9月10日に開催された第1回カンボジア・タイ特別国境委員会(GBC)会合の合意議事録を含む、カンボジア・タイ総合国境委員会(GBC)および地域国境委員会(RBC)会合で達成された合意の精神を尊重するよう強く求めた。これらの約束には、停戦合意の完全履行と正常化に向けた重要なステップである、虚偽または誤解を招く情報の拡散防止、緊張緩和、世論の悪化防止、外交対話のための建設的な雰囲気醸成などが含まれている。

*この再三に渡るタイの非難は現実に7月の武力衝突の原因ともなったタイ軍の国境警備隊の巡視中の地雷事故が起こっており、停戦後のまた起こるという事態があって、タイ側のカンボジア側への不信感も強く、タイ外務省では、この点の防止も国境再開の条件に挙げており、カンボジア側の主張と対立している点で国際監視団の調査が必要ともなろう。

掲載写真:国営カンボジア通信(AKP)

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