行政効率化のため公務員国勢調査を開始 当然ゾンビ公務員の炙り出しか

カンボジアの行政の近代化と強化に向けた大きな一歩として、公務員省全国規模の公務員国勢調査キャンペーンを開始し、すべての省庁と機関にわたって正確で一貫性があり検証可能なデータを確保するための新しい基準を導入した。

同省は10日(水)曜日、公式フェイスブックページで、3段階に分けて展開されるこの包括的事業は、統一されたデジタル公務員データベースを確立し、労働力構成と給与の不一致をなくすことを目的としていると発表した。

段階には、国勢調査前、国勢調査日、国勢調査後が含まれます

事前国勢調査の段階では、公務員国勢調査委員会は各省庁と協力し、デジタルデータベースを通じて組織や人事に関する情報を確認、更新します。

更新された組織体制と職員リストが確定次第、委員会は各対象グループについて実際の国勢調査日を予定します。これらの日には、公務員から生体認証データが収集されます。これには、物理​​的な所在確認、指紋スキャン、公式写真、カンボジアIDカードのスキャンが含まれます。国民IDをお持ちでない場合は、パスポートまたは省庁発行の写真付きIDが認められます。

これに続いて、委員会は、最終的なデータセットが明確で一貫性があり、機関間で共有するのに適したものであることを確認するために、遭遇した問題を文書化した詳細なレポートを作成します。

月曜日の会議で、フン・マニー行政大臣は「制度を更新し、実際の公務員登録を実施することで、すべての関係者から包括的で一貫性があり、信頼できるデータが得られ、王国政府の単一の統合行政システムで共有できるようになります」と述べた。

同氏は、国勢調査はカンボジアの公務員の総合的な能力と専門性を強化する上で重要な一歩であると付け加えた。

国勢調査はまず公務員省で実施され、その後、教育部門についてはダウンペン地区、プノンペンの地方保健機関についてはチャクトムック行政区事務所で試験的に実施されます。これらの初期段階に備えて、技術チームは訓練を受けています。

この国勢調査、データ上の一貫性を主眼としているようだが、公務員の国勢調査とは本来行政の効率化とは、住民サービスの向上かであり、また行政への税金配分の適正化をめざすものである。単にデーター上の一貫性ではなく、そもそも各部門、各地域からのデーターが示す数が適正化どうか、以前から公然化していた副業が主となる公務員や名前だけで出勤しない公務員、所謂ゾンビ公務員が振り落とせるのか、またプノンペンの月ー金という勤務日に関わらずサウナ・マッサージ店に駐車する車の所有者が公務員であるという実態(事実、昼間の時間のほうが客入りが多いと従業員が話す)が具体的に改善されて初めて税の効率的支出、住民サービスが担保され、郵便局による法外な法的根拠なきボッタクリ料金徴収などの改善につながるかを住民は期待し、見守っている。各国で発行のカンボジア旅行ガイドブックでは住民の公的機関に対する信頼は薄いと1990年代から記載され、25年以上、同様な記事が旅行者が注意すべきといった記載事項になっている。

掲載写真:公務員省

 

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