
8月28日と29日の2日間にわたって予定されているバカロレアⅡ(高卒認定・大学入学資格試験)には、女子生徒8万1,442人を含む合計14万6,720人の受験者が受験する。
この数字は、8月22日の記者会見でハン・チュオン・ナロン副首相兼教育・青年・スポーツ大臣によって発表された。
理科系(受験者4万人以上)と社会科学:文化系(受験者10万人以上)の両部門とも、8月28日は地質・環境、歴史、地理、外国語が試験され、8月29日は数学、道徳・公民、国文が試験が予定されている。
「進行中のカンボジア・タイ紛争による避難の影響を最も受けた受験生には特別措置が講じられる」と教育大臣は述べた。
彼はさらに、教育省はこれまでに、慈善団体、ユニセフ、NGOからの寄付により、避難を強いられた学生を支援するために10億リエル(約25万米ドル)を割り当ててきたと付け加えた。さらに、約50万米ドルが校舎の再建のために確保されている。
この機会に、ハン・チュオン・ナロン博士は、2025~2026年度に中等教育(10~12年生 中学生)の生徒を対象に、理科、社会科学、職業スキルに関する新たな教育コースを導入することも発表しました。
このプログラムは、利用可能なリソースを持つ一部の高校、コミュニティ・テック・センター(CTC)、技術訓練機関、そして経済特区付近の地域で試験的に実施されます。
2024年度の国家試験合格者は10万6,351人で、受験者総数13万人の79%を占めました。
そのうち、A判定は2,216人、B判定は9,701人、C判定は2万2,675人、D判定は3万6,683人、E判定は3万5,076人でした。
2010年代に行われた教育改革まで同試験では、試験問題の事前流出、カンニング、教員への賄賂が横行し、前年度の合格者が92%であったが、試験監督を厳しく、さらには監督教員へ監視を徹底し、試験行った結果、合格者は25%台に落ち込んだ。そのため教育省は1か月の不合格者の再試験を行い、合格率を70%台にできた。
この教育改革後、不合格者の保護者達が教育省の押しかけるという事態が数年続いたが、それでも試験結果が変わらず、その後、不合格の保護者の騒ぎは落ち着いた。
掲載写真:教育省

