アンワル首相、カンボジア・タイ停戦監視のための監視員増員提案を支持

マレーシアのアンワル・イブラヒム首相は、カンボジアとタイの間の不安定な停戦を監視するために追加の国際監視団を派遣するという提案を擁護し、この動きは干渉行為ではなく、現在配備されている監視資源が限られていることに対する実際的な対応であると強調した。

今年のASEAN議長も務めるアンワル氏は、クアラルンプールで法律フォーラムを主宰した後、停戦の検証と報告を任務とするASEAN暫定監視団(IOT)の人員が不足しており、バンコクに10人、プノンペンに2人しか駐在していないと述べた。

「監視員の数を増やす必要があります。今のところは、国防関係者と大使館職員から派遣できます。それでも足りない場合は、地域の基地から派遣してこの取り組みを支援することができます」とアンワル氏は記者団に語った。

同氏は、この提案は政治的圧力でもタイの主権侵害でもなく、停戦合意の尊重を確保するための取り組みであると明言した。

タイのプムタム・ウェチャヤチャイ首相代行は、アンワル氏の要請を公に拒否した。

プムタム首相は、アンワル氏が火曜日に自身に電話をかけ、監視員の増派について協議したことを認めたが、カンボジアとタイの国境問題はあくまで二国間問題であり、これ以上の国際社会の介入を招くべきではないと主張した。

掲載写真:マレーシアのアンワル首相

 

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