日本大使館 国境緊張の中、「タイへ戦闘用ドローンの供給」の噂を否定

カンボジアの日本大使館は、タイとカンボジアの軍事対立が続く中、ソーシャルメディアや一部メディアで広まっている、日本政府がタイに戦闘用ドローンを供給する計画があるという噂を断固として否定した。

本日発表された公式声明において、日本大使館はこれらの主張は虚偽であり根拠がないとして否定した。

「日本政府がタイに戦闘用ドローンを提供するという情報は事実ではない」「日本政府はそのような計画はなく、タイからそのような要請も受けていない」と声明は述べた。

大使館はさらに、日本の他国への支援は厳格な原則に基づいており、特に国際紛争に関わる状況においては非軍事目的に限定されていることを明確にした。

声明はさらに、日本は支援を国際紛争に直接関係のない分野に厳格に限定していることを明確にした。「カンボジア国民の皆様には、虚偽の情報を拡散したり共有したりしないようお願いいたします。」

この発表は、タイとカンボジアの国境沿いで緊張が高まる中で行われた。散発的な衝突と軍備増強が国際社会の懸念を引き起こしている。脆弱な停戦は維持されているものの、紛争再発への懸念は依然として続いている。

日本政府は、カンボジアとタイの停戦合意の維持の重要性を強調し、地域の平和への支持を改めて表明した。

「日本は、カンボジアとタイの間の停戦合意の履行と早期の平和回復を極めて重要視しています」「カンボジアの人々が一日も早く平和な日常生活を取り戻せることを強く願っています。」と大使館は述べた。

このような無知な噂でも明確に否定しないと、この種の噂を流すのは無知の極みで、そうした者こそカンボジア特有の噂社会で右往左往する人たちなのだろう。

また、今回の国境紛争でのタイ軍のドローンを使った攻撃動画が拡散されており、カンボジア国内ではタイのドローン撃墜したという報道も出ているが、そのような明確な証拠自体が示されていない。タイ軍のドローン使用で敏感になった者たちがタイへの侮蔑感情から日本の支援の噂となったのだろう。

掲載写真:イメージ Khmer Times

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