
タイのメディアは、タイ治安部隊が27日(日)にカンボジアのスパイの疑いのある男を拘束したと報じた。
タイのニュースメディア「ザ・ネーション」によると、容疑者は白いズボンと白いシャツという全身白装束の小柄な男で、スリン県パノム・ドンラック郡バン・タ・ミアン・ムー1村を銀色のトヨタのセダンで走行していたという。
この事件は、タイ当局が最近「スパイ活動」の疑いで個人を拘留した一連の事件に続くものである、と報じている。
7月26日、ブリーラム県ラハンサイ警察署のマナトサウット・バンヨン警視は、同地区のガソリンスタンドの店長から、2人の不審なカンボジア人の若者がいると知らされた。
この報告を受けて、ブリーラム県警察の副司令官チュシット・ロエサン警察大佐は容疑者を追跡するよう命令した。
その後、この2人の男性はタケオ州出身のパオさん(23歳)とプレイベン州出身のウットさん(24歳)であると特定された。
チュシット氏は第2軍管区の警備チームの支援を受けて容疑者らを直接尋問した。
警察官らがiPhoneを調べたところ、チャットメッセージや音声クリップ、ラハンサイのタチョン地区における容疑者のGPS位置情報のスクリーンショットなどを発見した。
しかし、正確な座標は共有されませんでした。
容疑者の一人は、プノンペン出身の22歳の理髪師で幼なじみの「モア・ノ」というFacebookユーザーとチャットをしていた。音声メッセージには、日常会話やオンラインゲームに関する会話しかなく、スパイ活動の証拠はなかった。
尋問中、2人は約5年前にタイに不法入国し、ラヨーン県で働いていたことを認めた。
7月20日頃、カンボジアへの帰国を試みたが失敗し、ゴム採取の仕事を求めてラハンサイへ向かった。
2人はガソリンスタンドのコンビニエンスストア内で携帯電話でチャットをしたり位置情報を送信したりしているところを見つかり、店員が疑い、店長に通報した。
男性らは、充電器を交換するために携帯電話ショップを訪れ、約1キロ離れたゴム農園にあるタイ人の雇用主の家に滞在していたことを認めた。警察は両名を不法侵入の罪で告訴し、さらなる捜査のため捜査官に事件を委ねた。
掲載写真:タイメディア[「ザ・ネーション」

