国境付近で武力衝突、フン・セン議長は冷静にと呼び掛け

タイ軍が北西国境沿いのタ・モアン・トム寺院付近のカンボジア軍を攻撃したことを受けて、フン・セン上院議長はカンボジア国民に対し、冷静さを保ち、普段通りの日常生活を続けるよう呼びかけた。

24日朝、公開された公式フェイスブックの投稿で、上院議長は、タイ軍が23日夜カンボジア領に侵攻し、寺院への立ち入りを遮断し、今日カンボジア軍への武力攻撃を開始したことを確認した。

「カンボジア軍は反撃し、反撃する以外に選択肢はない」とフン・セン首相は述べ、カンボジアが主権を守る権利があることを確認した。

フン・セン首相は、ウドン・ミエンチェイ州とプレアビヒア州の一部で軍事衝突が続いていることを確認しつつも、国の他の地域は依然として平和で影響を受けていないことを強調した。

そして、すべてのカンボジア国民に対し、パニックに陥ったり過剰反応したりしないよう呼びかけた。

「カンボジア国民の皆様には、パニックに陥ったり、米や物資を買いだめしたり、生活必需品の価格を上げたりしないよう強くお願いいたします」、「戦闘が続いている国境地域を除き、あらゆる分野、あらゆる地域で、普段通りの日常生活を続けてください」とフン・セン上院議長は訴えた。

掲載写真:Khmer Times

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