
フン・セン上院議長は1日、プノンペンの上院宮殿で日本の国会議員で首相補佐官の長島昭久氏と会談した。
フン・セン首相は、昭久外相の訪問はカンボジアと日本の強固で成長する関係をさらに促進するための継続的な取り組みの一環であると述べたと、上院報道官のチア・ティリス氏は述べた。
会談中、長島首相補佐官は、フン・マネ首相の日本訪問の成功に見られるように拡大を続ける両国の長年にわたる協力関係について語った。
同補佐官はは、日本海軍艦艇のリアム海軍基地への入港を許可したフン・セン首相に感謝の意を表し、これを防衛協力における重要な進展と述べている。
また、地雷除去をはじめとする人道支援活動における日本とカンボジアの協力を称賛した。
上院議長は、国連の下での地雷除去をはじめとする世界平和維持活動におけるカンボジアの積極的な役割を強調し、この分野における日本の技術的・物的支援に感謝の意を表した。
カンボジアとタイの国境緊張については、国際司法裁判所など国際的な法的メカニズムを通じて平和的解決を図るよう求めた。
カンボジアは現在、第三者による仲介を求めていないものの、長島氏を通じて日本の首相に状況を伝える上で貢献できると述べた。
同上院議長は、日本がタイに対し、問題解決に向けて法的かつ平和的なアプローチを追求するよう促すことができると示唆した。
フン・セン上院議長は6月下旬、陸上自衛隊の森下泰範幕僚長との会談で、国際法の原則に基づき国境紛争を平和的に解決するようタイに促すよう日本に要請していた。
掲載写真:カンボジア議会・上院

