カンボジアとオーストラリア警察、「誘拐詐欺」被害者の香港人を救出

国家警察総局は、オーストラリア連邦警察とカンボジア国家警察がプノンペンのホテルに介入し、オンラインの犯罪グループに騙されてカンボジアに来て誘拐の被害者を演じ、家族に60万ドル以上を要求していた香港出身の若い男性を助けたと発表した。

国家警察本部は、被害者のLWTさん(19歳)がプノンペン市センソック地区のホテルで当局により通常の状態で発見され、監禁や拷問、誘拐の被害者である兆候は見られなかったと発表した。

当局の調査と尋問によると、被害者はオーストラリア滞在中に、中国当局から詐欺とマネーロンダリングの疑いで捜査を受けていると犯罪グループに騙され脅迫されていた。

警察が捜査していると疑い、ギャング団は逮捕を逃れるため、6月19日に被害者をカンボジアへ移住させた。

 誘拐と脅迫場所は日本、警察の捜査が迫りカンボジアへ

この詐欺と恐喝は、日本でネットワークを運営し、中国に拠点を置く銀行口座を使って犯罪収益を受け取っている中国人組織犯罪グループによって実行された。

香港在住の中国人容疑者は、カンボジア当局が手続きを完了した後、オーストラリア連邦警察の要請によりオーストラリアに送還される予定だ。

誘拐組織は被害者に、オーストラリアを離れて日本に行き、当局の捜査を受けている問題を解決するために犯罪グループに誘拐されたという内容のビデオを録画して両親に送るよう指示した。

被害者は6月18日にカンボジアに到着する前に、日本のホテルで誘拐され、犯人に携帯電話を渡して両親と連絡を取り、約60万米ドルに相当する500万香港ドルを脅し取る様子を映したビデオを録画した。

掲載写真:国家警察

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