日本 今後3年間でバイヨン寺院の修復支援に約90万ドルを贈与

日本は、アンコール遺跡群の最も代表的な遺跡の一つであるバイヨン寺院の継続的な修復を支援するため、今後3年間で約90万ドルを寄付することを約束し、カンボジアの文化遺産に対するコミットメントを再確認した。

6月19日にシェムリアップで開催されたアンコール遺跡及びサンボル・プレイ・クックの保護と開発のための国際調整委員会(ICC-アンコール/サンボル・プレイ・クック)の第40回技術会合で、在カンボジア日本国大使館の公使/首席公使であり、ICC-アンコール会合の共同議長を務める長瀬健介氏は、日本のJASA(アンコール遺跡保護のための日本政府チーム)がAPSARA国内機構およびユネスコと協力して保存作業を行うと発表した。

永瀬大使は、日本政府が2025年9月から始まる3年間のバイヨン寺院の修復事業に資金を提供することを確認した。この事業は、構造物の保存に重点を置くだけでなく、古代の排水システムの修復や寺院敷地内に散在する石材の記録と登録も支援する。

「日本からの支援は修復だけにとどまりません」、「これはカンボジアの文化遺産の価値を守り、持続可能な観光を支援するという継続的なコミットメントを表しています」と同大使は強調した。

同時に、APSARA機構当局は、長年使われていなかったアンコール遺跡の最初の保存建物を再開し、石材登録プロジェクトを促進し、訪問者がアンコール遺跡における過去の保存活動について学べる教育スペースを提供することを計画している。

ICCアンコールは、アンコールやサンボル・プレイ・クックを含むカンボジアの最も貴重な遺跡の保全と持続可能な開発の取り組みを調整する主要な国際機関として機能しています。

掲載写真:国営カンボジア通信(AKP)

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