タイ、カンボジアの電話漏洩に外交抗議、信頼の破壊を非難

タイ外務省は、タイのパトンターン・シナワット首相とカンボジアのフン・セン上院議長の会話を収録した流出した音声クリップの物議を醸す公開に対し、カンボジア政府に正式な抗議を表明した。

同省はこの行為を外交規範の重大な違反であり、二国間の信頼を著しく損なうものだとして非難した。

19日午後に行われた記者会見で、外務省報道官兼情報局長のニコルンデイ・プラングーン氏は、タイ政府は私的な会話の公表は容認できないと考えていると発表した。

この行為は国家間の関与の基本原則に反するだけでなく、建設的な二国間関係を維持するために不可欠な相互信頼を損なうものだ」と述べた。

同氏は、この事件がすでにタイとカンボジアの関係に悪影響を及ぼしており、特に国際的に認められた二国間メカニズムを通じて敏感な問題に対処するための継続的な取り組みに悪影響を及ぼしていると指摘した。

「誰が首相を務めようとも、彼らはタイ政府を代表しており、尊厳と敬意を持って扱われるに値する」とニコルンデイ氏は強調した。「このような行為は容認できず、善隣友好の原則に根本的に反する」と指摘している。

外務省は、駐タイカンボジア大使を召喚し、正式な抗議文を届けたことを確認した

抗議文は、この問題に対するタイの深い懸念を表明し、外交的説明責任の必要性を改めて強調している。

タイ当局はまた、カンボジアが既存の外交ルートではなく、主にソーシャルメディア・プラットフォームを通じて事件についてコミュニケーションをとった選択に対しても正式に非難の意を表明した。

掲載写真:タイ外務省・報道官

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