プノンペン 僧侶に暴行した憲兵を逮捕

19日(水)、プノンペン都軍警察は、今月初めにサンブール・ミース・パゴダ(寺院)に滞在していた3人の若い僧侶を暴行し、現場から逃走した疑いで、軍警察官を逮捕した。

事件は2月6日午後11時40分、プノンペンのダンコール地区ダンコールコミューンにあるサンブール・ミース・パゴダの寺院内で発生した。

国家憲兵の報道官:エン・ヒー准将は、容疑者はプノンペン都憲兵・ソイ・チャンサクダラ二等軍曹(25歳)で、ダンコール地区在住であると発表した。

同ヒー准将は、ソイ・チャンサクダラ二等軍曹(25歳)は、2023年8月10日にプノンペン都軍警察に入隊する前、2013年から2023年までサンブール・ミーアス・パゴダ(寺院)で仏教の僧侶をしていたと説明した。

事件のあった夜、チャンサクダラさんは友人が運転するバイクに乗ってパゴダに到着し、パゴダの火葬場で働いていた元友人2人を訪ねたという。訪問中、容疑者:チャンサクダラと、彼が僧侶だった時代に対立したことのある16歳の僧侶(被害者)との間で口論が勃発した。「口論の最中に、チャンサクダラは僧侶を殴り始め、負傷させた」と彼は語った。

「他の2人の僧侶が介入しようとしたとき、チャンサクダラは彼らにも暴行を加え、軽傷を負わせた後、真夜中に現場から逃走した」と説明した。

同ヒー准将は、チャンサクダラが刑法第217条に基づき「意図的な暴力行為」で起訴される可能性があると認めた。有罪となれば、1年から3年の懲役刑が科される可能性がある。

しかし、チャンサクダラ氏は不正行為を認め、負傷した僧侶3名に賠償することに同意したため、カンボジア王国軍(RCAF)兵士一般規律第41条に基づき、「書面による叱責」の懲戒処分のみを受けたという。

25歳の憲兵が16歳の少年僧と喧嘩し、暴行したとは、余りに幼稚な事件である。

掲載写真:プノンペン都郡警察の提供

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