カンボジア麻薬対策局(ADP)が2月1日(土)に発表した報告書によると、カンボジアは1月に539件の事件に関与した麻薬容疑者1,311人を逮捕した。
報告書によると、容疑者の56%は麻薬密売人、所持者、運搬者とされ、44%は麻薬使用者だったという。
「2025年1月1日から1月31日の間に、容疑者らの所持品から合計423.3キログラムの違法薬物が押収された」と報告書は指摘している。
押収された薬物のほとんどはケタミン、結晶メタンフェタミン、メタンフェタミン錠剤、エクスタシー、ヘロイン、コカインであった。
カンボジアは麻薬密売人に死刑を宣告していないが、同国の法律では、80グラムを超える違法薬物の密売で有罪となった者は終身刑(最高刑)に処せられる可能性がある。
こうした記事が中国国営新華社で報道されるいることから、依然として中国の治安当局は中国からカンボジアに渡る者を厳しく関しており、結果としてコロナ禍前の中国からのカンボジア観光客数に比べ低調である理由である。
掲載写真:中国国営の新華社