12月3日(火)にカンダル州裁判所が発表した声明によると、裁判所は代理母として行動したとして妊娠中のフィリピン人女性13人にそれぞれ懲役4年の刑を言い渡した。
声明によると、被告らは9月に南部カンダル州で逮捕され、国境を越えた人身売買未遂の罪で起訴され、11月28日と29日に裁判が行われ、12月2日(月)に判決が下されたという。
「裁判所は13人のフィリピン人女性にそれぞれ懲役4年の刑を言い渡したが、そのうち2年間は執行猶予となる」と声明は述べた。
声明によれば、フィリピン人代理母の清掃員兼料理人として働いていたカンボジア人女性も、この刑事事件を警察に報告しなかったとして懲役2ヶ月1日の刑を言い渡された。
声明によると、裁判所は、13人のフィリピン人代理母が外国人の依頼人のために赤ちゃんを妊娠する意図を持っており、赤ちゃんが生まれると金銭と引き換えに第三者に売るつもりだったことを証明する具体的な証拠を持っているという。
「これは人身売買行為だ」と声明は述べた。
カンボジアは2016年11月、商業的な代理出産を人身売買の一形態として禁止した。
掲載写真:カンダル州裁判所の提供