タイ政府、カンボジアに新たな橋を建設へ

タイ政府は、約1500万バーツの費用をかけて、チャンタブリー県とカンボジアのパイリン州を恒久的に結ぶ橋を建設しているとタイ国内メディアが報じている。

タイ政府チャーンビラクル内務大臣は23日、新しい橋の建設現場を視察した後、タイのポンナムロン郡のバン・パッカド国境検問所で、この橋が両国間の国境を越えた貿易と観光を促進するだろうと語った。

現場にはカンボジアのサル・ソカ外相も同席した。新チャンタブリー・パイリン友好橋として知られるこの橋は、現在両県を結んでいる仮設の鉄橋に代わるものである。コンクリート製の橋は長さ約40メートルで、車道の両側に幅3メートルの歩道が設けられる。建設費が約1500万バーツかかるこの橋は、タイとカンボジア間の物流と貿易が大幅に改善されると期待されている。

アヌティン氏は、建設は来年開始される予定だと述べた。

副首相も務めるアヌティン氏は、このプロジェクトにより旅行が容易になり、貿易と観光が促進され、国境の両側の経済成長が促進されるだろうと述べた。

昨日の時点で、タイとカンボジアの当局者はプロジェクトの覚書(MoU)の草案を作成しており、これは近々タイ内閣に提出され、承認される予定である。

タイのシナワット首相はすでにこの計画を原則的に承認しており、橋は中央予算からの資金で建設される予定だ。

チャンタブリー県にはカンボジアとの重要な国境貿易地点が 5 つあり、バン・レムとバン・パッカッドの 2 つの主要検問所と、国境貿易用の 3 つの地方検問所がある。

2024年度、チャンタブリーの国境貿易総額は260億バーツに達し、そのうちバン・パッカード検問所の額は61.2億バーツに達している。

掲載写真:タイメディアの掲載

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