カンボジアのソク・チェンダ・ソピア外相は、ラオスのサルムサイ・コンマシット外相とベトナムのブイ・タン・ソン外相に書簡を送り、カンボジアがカンボジア・ラオス・ベトナム開発三角地帯(CLV-DTA)から撤退することを決定したことを通知した。
カンボジア外務省は9月20日、「カンボジア・ラオス・ベトナム開発三角地帯(CLV-DTA)に関するカンボジアの決定を正式にお知らせします。進捗状況を慎重に検討し評価した結果、協力任務は目的を達成したと結論付けました」とその書簡で述べている。
書簡にはさらに、「現時点では、各国は自国の自立した発展を継続し、確保する能力が十分にあると我々は信じている。従って、カンボジアは、カンボジア王国政府、ラオス人民民主共和国政府、ベトナム社会主義共和国政府間の、カンボジア・ラオス・ベトナム三角開発地域のための特別優遇政策策定に向けた覚書第18条に従い、CLV-DTAへの参加を終了することを決定したことをお知らせしたい。」と記されている。
「CLV-DTAの枠組みの下での協力は、両国にとって非常に有益であり、関係者全員の協力と努力に深く感謝の意を表したいと思います。私たちは、共通の目標を強化し、地域の発展を促進する重要なマイルストーンを達成しました。改めて、皆様の良好な協力とパートナーシップに感謝申し上げます。両国と地域の発展のために、今後も緊密に協力していきたいと思います。」
と記されている。
掲載写真:外務省の提供