教育省(教育青年スポーツ省)は、2月20日市中感染事件に関連してプノンペン都とその周辺の10学校の一時的な閉鎖を命じた。実にこの10学校、2020年の3月から4度目の休業措置、子供たちのため息が聞こえてきそうだ。また、22日月曜日、SIS学校の生徒は学校よりの連絡で学校へ、どうやらPCR検査を受けるようだ。
22日の朝の発表によると、同省は、学校は追って通知があるまで閉鎖されると述べている。同省はまた、これらの教育機関に教育と学習過程をオンライン授業にして続けるように命じた。
閉鎖された7公立学校と3私立学校は下記の通りである。
1.プノンペンスメイ高校、 2.SIS学校、 3.プサールドゥムコル支部、 4.ラッシークロイ中学校、 5.フンセンRussey Chroy小学校、 6.Saang地区、 7.Russey中学校。 8.カンダール州キエンスベイ地区、 9.カンダール州コラップI小学校、 10、カンダール州アメリカンインターコンチネンタルスクール。
学校の格差とオンライン授業
なお、カンボジアでインタナショナルスクールを冠する私立学校はごく少数を除いて所謂「なんちゃって・インタナショナルスクール」という私立学校で、実態はカンボジアの公教育の教育課程と小学校に英語の授業がある、といったものである。カンボジア人一般の考えとして「高額の学校はいい学校である」で、外国機関立のインターナショナル>インターナショナルという名の私立学校>公立学校>NGO立の補習校とう歴然とした格差がある、と思っている。事実、富裕層は私立学校でも見た目と高額費用で子弟を通用させる。また、私立学校の多くも教員の定着はよくて数年というものが多く見られる。
教育省の命ずるオンライン授業だが、その内容も「なんちゃって」というレベルの私立学校が多く、一方的な携帯版オンライン授業動画でそれで学ぶ子どもたちの多くは「わからない」と不満を漏らす。ましてや公立学校で、押して知るべしという状況である。
*掲載写真:学校での手洗い(イメージ)、実態は学校に水道手洗い場やトイレ冴えない公立学校が全国では多数である。 画像:Khmer Timesより