英国人家族、カンボジアからの遺体取違いで送還、遺族は「ショック」を訴え

イギリスのBBCは、カンボジアで亡くなった39歳の息子の遺体ではなく、70歳のカナダ人の遺体がイギリス人家族のもとに届けられ、家族は衝撃を受けたと報じている(遺体取り違えで送還)。

ケビン・ナイチンゲールは、2024年5月にタケオ州で突然亡くなるまで、10年間カンボジアで暮らし、働いていた。

カンボジアの葬儀会社が39歳のケビンさんを本国に送還する手配をしたが、1カ月後、ノッティンガムシャー州ストレリー出身のモーリーン・トンプソンさんとその息子2人が遺体の身元確認に向かったところ、70代男性の遺体を発見したという。死亡者の遺族である5人の子供の母親は、BBCに対し、ケビンの遺体は5月3日に発見されたが、その2日前に死亡していたと語った。カンボジア当局は家族に対し、夫が自宅で転倒して心臓発作を起こしたと伝えていたという。

遺族は、ケヴィさんの遺体を英国に返還するために、家族が7,500ポンドを集めて遺体の送還を依頼した。

母親はBBCの取材に対し、「息子だと思っていた人物に会いに行ったとき、他人だなんて信じられませんでした。70代のカナダ人男性だったのです」、「私と私の二人の息子、ショーンとパット(ケブの兄弟)は恐怖とトラウマに襲われました。」と語っている。

カンボジア当局遺体送還を請け負った葬儀会社、いかにもカンボジアらしい杜撰な行為だが、国内では通用しても、国際的な恥晒しということになった。

掲載写真:遺体取違い送還を受けてショックの母親 BBC掲載

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