日本とカンボジア、防衛協力強化で合意

日本の防衛省によると、「日本の木原稔防衛大臣とカンボジアのティー・セイハ防衛大臣は月曜日、両国が防衛協力と交流を今後も強化していくことで合意した」と、べトナム国営通信(VNA)が報じた。

同通信が報じることは、ベトナム政府が伝統的に中国の脅威に懸念を有し、カンボジアの中国へ依存を注視しており、日本とカンボジアの連携強化を歓迎している感が窺える。

このほど、プノンペンでの会談した両国防衛大臣は、日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)間の多国間協力を推進することを約束した。さらに、日本とカンボジアの関係を「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げする昨年の動きを歓迎し、二国間関係の強化への期待を表明している。

一方、国防省報道官のチュム・ソチェット将軍は、「2013年の覚書に記載されているように、両大臣は特に人材と代表団の交流において協力を促進することを約束している」と述べている。

同国防省の声明によると、双方は自然災害や惨事が発生した場合の救助活動に関する合同軍事訓練を行うことで合意した。

カンボジアは木原防衛大臣の東南アジア歴訪の最初の訪問地であり、同日、木原氏はカンボジアのフン・マネ首相、フン・セン上院議長とも会談したことを評価している。

掲載写真:木原防衛大臣のカンボジア訪問 ベトナム国営通信(VN) Khmer Timesが転載

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